今シリーズはPIST6 2024 4月 第4戦。
実力ある好メンバーが集結したが、その中でもオリンピアンとして世界と戦った経験のある中川誠一郎(熊本・44歳)の実績が頭一つリードしている印象。他にはこれまで6度の優勝経験を誇る伊藤信(大阪・40歳)や地元のホープ・荒川仁(千葉・25歳)、3Vの徳田匠など豪華なメンバーが顔を揃える。
【中川誠一郎が世界基準の走りを披露】
3月の取手GⅡで落車をしただけに、復調具合が気になるところだが、現行競輪では3度のGⅠ制覇を含み515勝を挙げている九州の大スター。また競技者としてはロンドン五輪、リオ五輪で日本代表として世界と渡り合った。スピード満点のまくりは強烈で、PIST6にはこれまで6度参戦して2度のV。タイムトライアルのベストは10秒028と今大会に出場するメンバーの中で脚力、経験地も含めた総合的な実績はナンバーワンといえる。
【伊藤信は快速まくりで魅せる】
これまで6度の優勝実績を誇る大阪のスピードスター。航続距離はそこまで長くないものの、一瞬のキレは輪界トップレベルで十八番のまくりは超強力。タイムトライアルのベストは10秒013と中川誠一郎を上回っており、優勝候補の一人といってもいい。現行競輪でも近況はコンスタントに白星を重ねているだけに、良い状態をキープできているとみて良さそうだ。
【地元の牙城を守りたい荒川仁】
千葉が誇るホープで、PIST6は昨年8月に完全優勝を決めている。アマチュア時代から競技の実績があり、一時期はナショナルチームにも在籍。美しい乗車フォームには定評があり、そこから繰り出されるスピード抜群のまくりやカマシは圧巻。現行競輪では近況優出が途切れているが、PIST6は過去6度決勝に駒を進めており、今大会も実力を存分に発揮してくれるだろう。
また、その他には将来性豊かな若手が多数参戦。岸田剛は東京五輪にも出場した脇本雄太の弟子で、練習環境は抜群。今年3月にはS級に特別昇級を果たすなど、勢いは一番といっても過言ではない。123期の黒瀬浩太郎はデビューして約1年も、着実にステップアップしており力強さが以前より増した。加藤将武は昨年3月に準Vの実績があり、菊地圭は現行競輪で今年6連続優出中。成長著しい若手が旋風を巻き起こすか。
©日刊プロスポーツ新聞社
PIST6 2024 スプリングステージ 4月第4戦
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