今シリーズはPIST6 2024ラウンド43
10名の優勝経験者が参戦し、今年度を締めくくるに相応しい豪華メンバーが顔をそろえた。
その中でも28連勝中と向かうところ敵なしの河端朋之(岡山・39歳)と、最多優勝記録を保持する堀江省吾(長野・26歳)の初対決に注目が集まる。
その他には伊藤信(大阪・40歳)、永澤剛(青森・38歳)、木村皆斗(茨城・22歳)などの争覇級の力を持つ強豪も虎視眈々と返り咲きを狙い、優勝実績こそないが底力は上位の皿屋豊(三重・41歳)も悲願の初Vを目指す。
河端朋之が自慢の快速発揮し連勝伸ばす
昨年3月のEXTRA STAGE 年間ファイナルで初優勝を飾り、そこから破竹の勢いで連勝を積み重ねて、前回のPIST6 2024ラウンド38では7連続完全Vを達成した。
タイムトライアルの自己ベストも9秒954と、唯一の9秒台をマークしており、スピード面では群を抜いている。
現行競輪でも前場所のウィナーズカップ(G2)で一線級を相手に決勝進出と動きは良好で、強豪が揃う今シリーズでも優勝に一番近い存在だ。
堀江省吾が強敵撃破し11度目の頂点へ
圧倒的な機動力を武器にPIST6を第一線でけん引。
前回のPIST6 2024ラウンド39では、ルーキーの黒瀬浩太郎や鈴木浩太との若手機動型対決を達成し大台の10Vを達成した。
現行競輪でも前場所の立川F1の予選で逃げ切り優出を果たすなど好調を持続している。河端朋之の連勝を止めるのはこの男しかいない。
攻め幅広い永澤剛が一角崩しを狙う
PIST6は10度目の参戦となり、これまで4度の優勝経験がある。
追い込み型ながら、PIST6では先行策も披露するなど、変幻自在なレーススタイルで安定感は抜群だ。
近況は2節連続で準決敗退と結果を残せておらず、現行競輪でも落車や失格が続いているだけに今シリーズで悪い流れを断ち切りたいところだ。
また、いぶし銀のベテラン勢も多数参戦し今シリーズを盛り上げる。
田中弘章(福岡・52歳)はPIST6きっての追走巧者。
勝ち星こそ少ないが、堅実な走りで確定板入りが多く、時折、高配当を演出している。
地元の注目は伊勢崎彰大(千葉・45歳)。
PIST6での優出実績が豊富で、現行競輪では今期から四半世紀ぶりのA級戦で奮闘している。
木村直隆(兵庫・45歳)は長らく優出から遠ざかっているが、タテ脚は健在。混戦なら出番も十分にありそうだ。
©日刊プロスポーツ新聞社
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