今シリーズはPIST6 2024ラウンド36。
優勝経験ある強豪が揃い混戦も、連続完全Vで勢に乗る佐藤幸治(長崎・38歳)が中心。
近況はPIST6と現行競輪ともに充実期にあり、優勝に一番近い存在だ。
4度の優勝経験があり実績上位の永澤剛(青森・38歳)も力は互角。地元のホープ・荒川仁(千葉・25歳)も争覇圏内に位置しており、稲毛健太(和歌山・34歳)や志智俊夫(岐阜・51歳)といったS級1班の実力者達の上位進出も十分にありえる。
【充実の一途を辿る佐藤幸治】
前回のPIST6 2024ラウンド33では伊藤信や皿屋豊といった強豪を降して、PIST6で通算3度目の完全Vを決めた。
タイムトライアルの持ちタイムも一番で、持ち味の豪快なまくりは威力抜群。
現行競輪でも成績は上り調子で、今年初戦の別府F1で完全Vを果たすなど成績が急上昇中。
充実ぶりが際立つ今なら3連続完全Vを成し遂げるシーンも十分だ。
【永澤剛が総合力で久々のV狙う】
PIST6では先行、まくり、位置取りと多彩な戦法を駆使するオールラウンダーとして活躍。
優勝経験も4回あり実績は最上位の存在。今回で9度目のPIST6参戦となるが、そのうち着外に沈んだのは2回のみと安定感も抜群。
前回のPIST6 2024ラウンド30では準決勝3着に終わり涙を飲んだだけに、今シリーズで巻き返しを図りたいところだ。
【未知の魅力を秘める真鍋智寛】
アマチュア時代にはケイリンやチームスプリントの全国大会での優勝経験があり、競技実績は申し分ない。
ダッシュ力を武器にしており、デビュー後は鋭いまくりやカマシで勝ち星を量産。
今期からS級選手への仲間入りを果たして、昇級後は積極的なレースを続けている。ポテンシャルが高く初参戦のPIST6も難なくこなしそうだ。
最後に
その他にも活きのいい若手機動型が多数参戦。
塩崎隼秀(愛媛・23歳)は近況調子を挙げており、急激にPIST6の成績が良化している。
加藤将武(埼玉・22歳)は準Vの実績があり、現行競輪では前場所の小倉F1でも2連対で優出を果たしている。
菊地圭(宮城・22歳)、成海大聖(沖縄・24歳)といった新人2名もPIST6の出走を重ねて徐々に動きが上向いているだけに侮れない。
©日刊プロスポーツ新聞社
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