今シリーズはPIST6 2023ラウンド24。
スピードある若手機動型が揃い激戦模様も、ポテンシャル高い安倍大成(埼玉・24歳)が中心。近況は成長の一途を辿っており、自身2度目のVへ突き進む。村田瑞季(京都・26歳)は柔軟性があり攻め幅の広さが強み。前回Vを飾っており勢いは十分だ。畝木聖(岡山・26歳)は3節連続で優出を続けており好調を持続。優勝実績もあり逆転の目も。木村佑来(宮城・21歳)は4度の優出経験があり、表彰台入りの実績もある。積極性は今シリーズで一番だ。
安倍大成が巻き返しを図る
PIST6 2023ラウンド4では圧巻のスピードを発揮して4連勝で完全Vを達成。その後も勝ち星を量産し活躍していたが、前回のPIST6 2023ラウンド20では1次予選4着に敗れ無念の途中欠場に終わった。その後の現行競輪では前場所の西武園準Vと復調の兆しを見せていた。今回は負けられないシリーズとなり必勝態勢で臨む。
好調を持続する畝木聖
6度目の参戦となったPIST6 2023ラウンド16では悲願の初Vを達成。続くPIST6 2023ラウンド20でも3連勝で勝ち上がりを決めるなど、近況の気配は抜群だ。小柄な体格から生み出すダイナミックな走りが持ち味で、今シリーズの中でも屈指の機動力を秘めている。今期は現行競輪でも安定した成績を残しており車券の軸に最適な選手。
木村佑来が積極策で初V狙う
積極的な競走を続ける北日本の有望株。先行力もさることながら、スピードがありまくりの威力も強烈だ。現行競輪では9月の小田原F1で3日間全てバックを取る競走でVと結果を残した。今節もスピードバンクで躍動し、11度目の参戦で初のPIST6制覇を狙う。
その他にもベテランのS級戦士が多数参戦。伊藤信(大阪・39歳)は近況成績こそ振るわないが、5度(通算)の優勝経験があり実績は最上位。豊富な経験値を生かして若手の壁となれるか。皿屋豊(三重・40歳)は2度の準Vを含む4度の表彰台入りと、優勝まであと一歩のところまで迫っており、今節で悲願の初Vを目指す。追い込み型の戸田洋平(岡山・40歳)はPIST6では大ギアを踏みこなし自力を繰り出している。一発の魅力を秘めており侮れない存在だ。
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