今シリーズはPIST6 2024ラウンド37。
優勝候補は連続完全Vで波に乗る藤井侑吾(愛知・28歳)。近況は現行競輪での動きも抜群で、機動力で群を抜く今節は3連続Vを果たす可能性が高い。次位は混戦も、準Vの経験がある岸田剛(福井・24歳)が一歩リード。連続優出中と勢いがある保田浩輔(岡山・24歳)やポテンシャル高い松本京太(静岡・25歳)といった2名のルーキーにも要注目。
【快進撃を続ける藤井侑吾】
初参戦となったPIST6 2024ラウンド18では準Vに終わり涙を飲んだが、その後は東矢圭吾、中川誠一郎といった強豪を降して連続完全Vを飾り連勝街道を突き進んでいる。現行競輪でも快進撃を続けており、1月の名古屋F1では強敵を相手に地元でS級初優勝を飾った。近況は充実の一途を辿っており、3連続Vへ視界は良好だ。
【岸田剛が悲願の初V狙う】
現行競輪ではA級2班に在籍し、ダッシュ力を武器にした競走で予選14連勝中と圧倒的な戦歴を残している。その活躍は現行競輪にとどまらず、PIST6でも準Vを含む2度の表彰台入りを果たすなど優勝まであと一歩のところに迫っている。前回のPIST6 2024ラウンド35では6着スタートもシリーズ2勝と力は見せており、今節こそ初優勝に期待が懸かる。
【ポテンシャル高い保田浩輔】
A級3班の身ではあるが、アマチュア時代の豊富な競技経験を生かしてPIST6で活躍。予選から準決まではオール連対中で、前回のPIST6 2024ラウンド33ではタイムトライアルの自己ベストを大幅に更新するなど着実に成長を遂げている。現行競輪では2節連続で完全Vを続けており勢いは十分。若さ溢れる走りで大物食いを狙う。
その他にも地元千葉から5名の選手が参戦。中村浩士(千葉・46歳)は今期からS級1班に返り咲き、動きが上昇気配。伊勢崎彰大(千葉・45歳)は前回のPIST6で半年ぶりの優出を果たすも、今節は2カ月ぶりの実戦となりレース勘が鍵を握る。オールドルーキーの坪内恒(千葉・32歳)は昇班初戦となった1月の松戸F2で先行し1勝を含む2連対と結果を残し、同型の栗田万生(千葉・29歳)も現行競輪では積極策で好成績を収めている。本多哲也(千葉・35歳)も前回の順位決定戦で白星を飾っており、混戦で浮上する余地は十分だ。
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